ボヤキ

以前から、傾聴させていただいていた、尊いお同行が若くして浄還されました。癌で、余命すくなく、当寺の定例法話に子どもも連れて足繁く参られて、「阿弥陀さまのところへ参らせてもらうので、死ぬのは怖くないけれど、家族が」と残す家族子どもの心配をいつもされておられました。次回の定例も来るつもりだったそうな。もう、立場は逆になってしまって、向こうから既にお説法されておられるのでしょうね。ただもうすこし、おしゃべりしたかったです、さみしいです。お子さんが力こめて合掌お念仏されていて、その子の悲壮な決意のこもった念仏が、たまらず、身に堪えて、誰かに聞いて欲しくてつぶやきました。やっぱり、悲しいです。