お寺でお葬式



南無阿弥陀仏のお葬式

お寺葬(おてらそう)とは?

 恩楽寺で取り組んでいます「お寺葬」とは、お寺の本堂を会場にして、葬儀費用をおさえつつ、阿弥陀如来のみもとにてお葬式を執行する取り組みであります。今この「お寺葬」の取り組みは全国で宗派を問わず急速に広まりつつあります。

 お寺葬では、お寺の本堂にて、もともとの祭壇や設備、備品を利用するので、葬儀社の会館や控室、祭壇・諸々の備品などの手配が必要最小限で済み、とても安価にお葬式ができます。

 各社の直葬プランや大阪市規格葬儀を利用し、そこで直接火葬場へ向かうのではなく、お寺の方で通夜葬儀式を執行します。日程にも余裕ができ、利用された方は葬儀社も含めてみなとても高い満足度を示してくださっています。ただし、喪主に葬儀に関する知識がないと要不要の判断が難しいので、これまでの「お寺葬」は葬儀社との打合せに恩楽寺が同席しております。

 お寺葬に限らず、これからお葬式を検討されている方は、お力になれることがたくさんありますので、ぜひ事前にご相談・お問い合わせください。またもしもの時は慌てず第一報を必ず恩楽寺にください

会場費削減

お寺の本堂や座敷、駐車場など既存の施設を使用料無料で葬儀ができます。

祭壇費用削減

お寺にもともとある「野卓(のじょく)」という真宗大谷派正式の祭壇を無料で利用できます。

人件費・備品料削減

お寺にもともとある備品を利用できます。まだまだ未熟ですが、寺族も一生懸命様々なお手伝いをいたします。

他にも恩楽寺ゆかりの地元業者・酒屋、仕出し屋、料亭など、ご支援いただいております。


「お葬式」の事前知識を!

 恩楽寺では、お寺でのお葬式に限らず、たくさんのお葬式のお見積もり打合せに同席し、各葬儀社の説明会や講習などにも出講しており、葬儀業界について精通しております。

 本説明会では、そのような公式の場では言えない葬儀業界の事情や、安価におさえるポイントなど、新にお伝えしたい事前知識がたくさんあります。よく知らない土俵でお見積もりするよりも、事前に知識を持っている方が良いと思いませんか。ぜひご参加ください。

お寺葬ではなく会館や自宅で行う場合も

 各葬儀社の葬儀会館でのお葬式の時も、打合せお見積もりの時に同席いたしておりますので、お気軽にご相談下さい。

 またご自宅での葬儀もお手配慣れておりますので事前にご相談ください。よく知っている者がそばにいる状態で打合せお見積もりすると、とても安心です。

なぜ、お寺葬なのか

 高度経済成長・バブルの時代、お葬式は見栄と映えで膨らんでいき、仏事という本来の意義が歪んでいきました。宗教者と地域主導の葬儀から、葬儀社主体のセレモニーに変化していったため、遺族が客として満足する、癒やされる方向へシフトしていき、本義である「遺族や関係者が人生・いのちについて道を得る、亡き人へのまことの供養」が薄れてしまいました。当時のお坊さんたちも、葬儀社に遠慮あるいは便乗して本義を失念し、一番大切な通夜説法をしない、悼みに寄り添わないお坊さんが増えました。反省するべき事態であります。

 そして昨今のように不景気になると、葬儀社業界は古参を除いて自社商品は継続し、宗教性や儀礼を省略して低予算化するようになってきました。「亡き人(死)への儀礼」を省略されてしまうと、お坊さんは教えや儀礼、伝統を伝える場がますますなくなります。

 宗教儀礼や「教え」のない儀式に何の意味があるのでしょう。もっと言えば自己満足だけを追求して「宗」のない人生に何の意味があるでしょうか。しかしながら自分の都合と経済的な理由で、宗教や儀礼やお説教を疎ましく思う人が多いので、だから先人たちは伝統儀礼として大事に守ってきたのであります。葬儀式は遺族がその意義に遇う大事な機縁になります。儀礼を省略して単なる自己満足セレモニーで終わってしまっては、遺族にとって、真の供養、真の安心になりません。

その死別が生きてこそ

 「亡き人のために」という意識名目だけでは自己満足にとどまり、十分な供養にはなりません。「亡き人から導きを得る」が真の供養であり、亡き人が生きることになるのです(成仏)。

 仏教とは、仏(涅槃)から教えてもらうとかいて仏教です。念仏とは、仏から念(おも)われているとかいて念仏です。その願いを亡き人から受け取ることこそ残された我々ができるまことの供養であります。恩楽寺では、亡き人やその祖先が今の私たちのために引き継ぎ護ってきた大切なバトンを受け取る場としてのお葬式の回復を願い、古式ゆかしき儀式を復活させました。副次的に低予算になったというわけであります。


「小さなお葬式」など格安葬儀の危うさについて


ダウンロード
・お寺葬パンフレットのダウンロード
oteraso.pdf
PDFファイル 8.2 MB

これまでの歩み

新聞各社の取材や、取り組みの経緯について。

見積の例

これまであったお寺葬のお見積もり書の代表的なものを閲覧できます。

また大阪市規格葬儀をご紹介します。

寺院の方へ

「お寺葬」の取り組みが広がるよう、これまで培った経験と資料などを提供、説明する用意がございます。